茶は昔からアジア文化に深く溶け込み、多くの人々に愛されてきました。茶道による精神性から、淹れ方による味、時には「闘茶」と呼ばれる競技や武士の社交の道具として愛用され、また昔から茶の飲用による効用についても注目され求められてきました。
それぞれの時代による人々の茶の目的は様々で、その時代時代、人々により茶は色々なかたちに変え愛されてきたのですが、茶を求める人々は常に「茶を愉しむ」ことを忘れませんでした。
16世紀半ばにポルトガル人は日本の「茶の湯文化」を知り、趣のある器や茶室、また作法など茶の深い文化を見て驚嘆し、欧米各国に茶が広く伝わるきっかけとなりました。これらの文化も元々は茶を愉しみ探求していったから出来たものではないでしょうか。
我々は現代に生き、茶に携わる仕事についております。現代に合った茶の伝え方、提供をするのはもちろんなのですが、まず全ての中心にこの「茶を愉しむ」ということを置き日々の仕事に取り組んで参りたいと思っております。どんなかたちであれ茶は愉しむものであり、それこそが茶の魅力であり、お客様を喜ばせられるものであると思うからです。
もちろんお客様に茶を愉しんでもらうためには自分自身や社員一人一人が人よ
りも増して茶を愉しみ、茶の世界を探求して参りたいと思います。そうしてできたものをお客様に提供し、また共有しながら徐々に「茶の輪」を広げていき、現代の「茶の世界」を創り上げていきたいと思っています。
千利休の弟子、山上宗二は茶会の心得として『常の茶湯なりとも、路地に入るより出るまで、一期に一度の会のように亭主に敬畏すべきし(茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものとして心得て、主客ともに互いに誠意を尽くせ)』と示し、これが「一期一会」の語源となりました。
人と人は、一生に一度の出会いかもしれないので、ひとつの出会いを大切にすることはもちろんですが、更には仕事においても現代という時代に生まれ茶業をなりわいにした今、茶や茶の歴史、偉人に対しも誠意を持ち、今しかできないことを最大限に取り組み茶の探求に励んで参りたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
会 社 名 | 中根製茶株式会社 |
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代 表 者 | 取締役社長 中根基臣 |
本社・工場 | 〒436-0085 静岡県掛川市成滝425-1 |
電 話 | 0537-23-3252 |
F A X | 0537-24-0852 |
Eメール | [email protected] |
創 業 | 昭和21年 |
設 立 | 昭和55年 |
資 本 金 | 3,500万円 |
取引銀行 | 静岡銀行掛川支店 清水銀行掛川支店 掛川信用金庫本店 |
昭和21年 | 掛川市喜町に中根商店を創業 |
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昭和47年 | 掛川市成滝に工場移転 |
昭和49年 | 超低温冷蔵庫建設 |
昭和53年 | 第5回全国高級煎茶品評会で金賞受賞 |
昭和55年 | 中根製茶株式会社設立 |
昭和61年 | 包装加工工場建設 第二低温冷蔵庫増設 |
平成 2年 | 新社屋・アンテナショップ落成 |
平成 5年 | 自動袋詰ライン増設 |
平成 7年 | 自動缶詰ライン増設 |
平成 9年 | 第三低温冷蔵庫・包装工場建設 |
平成15年 | 有機加工食品製造業者 (JAS認定工場)となる |
平成17年 | 茶専門経営士「茶匠」に認定 第34回東京都優良茶品評会 一等賞 第5回国際銘茶品評会 銀賞 |
平成18年 | 第6回国際銘茶品評会 銀賞 |
社 是 | 三者三喜 |
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経営理念 | ◆最高の”こだわり”と”自信”を持って最高の”商品” ”サービス”を提供し、お客様を幸せにする。 ◆猛烈に働き、働くことを常に楽しむ。また、仕事に情熱 を持ち、熱心に打ち込む。 ◆不断の自己改善を進める。 ◆逆境を乗り越えて、人格を形成する。 |
品質方針 | 私たちは「消費者ニーズ」と「顧客満足」を常に考え、前 進します。 また、我社ではこれらを達成するために品質マネジメント システムにおいて以下を実施する。 ◆法律及びその他の要求を守り、お客様を最優先させます。 ◆顧客のニーズを満足を常に考え、時代に則した味づくり と品質改善を常に実行します。 ◆品質とコストを常に考え、価値ある製品をつくるために 最大限の努力を払います。 ◆品質方針を達成するために、品質目標を設定し、随時こ の見直しを行います。 |